減圧濃縮装置

減圧濃縮装置の特徴

 1) 工場廃液等を10~20倍に濃縮(液質に依る)可能
 2) 真空状態で濃縮を行う為、焦げ付き等による設備の能力低下、暴発などの危険が少ない
 3) 液を常時撹拌している為、スケール付着などによる能力低下が少ない
 4) シーケンス制御による簡単な自動運転操作が可能

【基本フロー】
基本フロー

運転概要

 運転開始操作釦をON
  1) 真空ポンプ、冷却塔類が運転開始
  2) 一定真空値に達すると、濃縮機本体内に原液を吸引開始
  3) 濃縮機本体内に一定量の原液がはいると撹拌機の運転開始
  4) 蒸気の供給開始で、減圧濃縮操作が始まる
  5) 蒸発液はミストセパレーターを経由し、コンデンサーに送られる
     ここで冷却され液化し、凝縮液受槽へ貯留、ポンプで系外へ送る
  6) 濃縮機本体内の液量低下分は順次自動で原液補充される
  7) 濃縮操作が進み、濃手記機内の液濃度が設定値に達すると蒸気供給・真空ポンプ類が停止となる
  8) 濃縮装置の大気導入弁が開き、装置内を大気圧にする
  9) 濃縮液抜き出しポンプにより装置内の濃縮液を系外へ抜き出す
 10) 濃縮液の抜き出し完了後、上記1)項へ戻り、再度濃縮操作が始まる